建築バカ一代

”建築家”を目指す男の奮戦日記。 本業の建築だけではなく、音楽,映画,本,マンガ,格闘技 等、趣味についてのうんちくを語る何でもあり(バーリトゥード)な日記っす。

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『アイズ・ワイド・シャット』“Eyes Wide Shut”

このリンク先のブログさん http://matix.blog100.fc2.com/blog-entry-9.html
で、この映画の儀式のシーンのYouTube画像を見てから頭の中から抜けなくなってしまい思わずレンタルビデオ屋さんでDVDをレンタルして見ましたよ。

かのアポロ11号の月面着陸映像を偽造させられたともウワサされるスタンリー・キューブリック監督の死ぬ直前の遺作。
一説にはこの秘密めいた結社儀式を映画にしてしまったから暗殺されたともウワサされている。

コレ、製作したのが1999年だから、もう今から10年以上前の映画になる。
フルメタルジャケット以来、12年ぶりにキューブリックが監督した作品であり、当時のハリウッド・トップスターのトム・クルーズとニコール・キッドマン夫婦(当時)が競演したちょっとエロい作品という知識くらいしかなく、今まで全く見る気が起きなかった作品である。

Eyes Wide Shut - Theatrical Trailer


かといって、キューブリック作品は今まで超有名な”2001年 宇宙の旅”や”時計じかけのオレンジ”や”シャイニング”は見て来た。決して嫌いな監督ではないのだが、例のスター夫婦の競演作で内容がエロというウワサだったので、なんか軽い内容の映画かなというイメージで、今まであえて見ようとは思わなかったと言っていい。

「スクリーンは魔法のメディア。それは他の芸術には決して真似のできないほど感情とムードを伝え、好奇心を保つことが可能だからだ」―スタンリー・キューブリックキューブリックは多くの模倣者、フォロワーを生みました。真に天才と呼べる孤高の映画監督です。(彼自身はエイゼンシュタインとチャップリンを敬愛していたという…)映像のみならず、意識の深部にnonverbal(非言語的)なコードを埋め込むことのできる、比類のない映像...
『アイズ・ワイド・シャット』“Eyes Wide Shut”


続きはネタバレ 注意!!
でも、そういうイメージは見た後ですっかり払拭されてしまった。
なんとも気色の悪い映画だった。
見た後に、得体の知れない気持ち悪さがかなり残る映画だった。
最近見た中では”フォース・カインド”に続くくらい気持ちが悪い。
やっぱり一番気持ち悪かったのは、問題の儀式のシーン。
オリジナル英語のUP動画ではここまで長回しの動画がなかったので他の言葉での吹き替え版から。

Masked Ball (Eyes Wide Shut)


なんというか、かなりリアルな雰囲気が伝わる。
これ、この音楽だけでも充分気持ち悪い(声は逆回転を使っているのか?)。
想像上だけの儀式ではない感じがする。言葉ではうまく説明できないが、なんとなく感じるのだ。

キューブリック監督も、この映画の元になった原作はアルトゥール・シュニッツラーの『夢小説』(1926年)と言っているが、Wikiによればこの小説を読んで既に”1972年には映画化権を取得”していたそうだ。だからこの映画の構想としては25年以上に渡るとも言える。
監督自身もこの小説では”仮面舞踏会”に当たるこの”儀式の描写が作品の要になる”と語っていたそうだ。

参考→Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88

キューブリックはこの儀式とこの謎の団体を映画で見せることによって、世間の人達に何を訴えようとしていたのか?

たしかに表向きは”夫婦の嫉妬をテーマ”にしているのだろうが、本当に伝えたかったテーマはこのワケの分からない気色の悪い結社集団のことではないのだろうか?

映画の中にもこの集団が一体何であるのかというヒントがいくつも込められている。

先ず冒頭のビル(クルーズ)医師の患者ジーグラーに年に一度だけ誘われているパーティーがある。
しかし、ビルがそのパーティーで知るのはそのジーグラーだけで、ほかの参加者達は全く知らない(顔も知らない)。
ビルは医者で、普通に言えば高収入な職業なのだが、そのパーティーの参加者はもっとセレブ(金持)達だということ。医者と比べてみても莫大な資産を持っているのだろう。

で いろいろあってその後、ビルが”覆面パーティー”からなんとか帰ってきて、その患者ジーグラーから最後に呼び出される。
実はジーグラーもその”覆面パーティー”の参加者だった。そしてビルに忠告する。
「君があの集まりのメンバーの名前を聞けば夜も眠れなくなるだろう。」

ということはビルも知っている人間があの”覆面パーティー”に参加していた?
有名人か?
政治家、有名芸能人、スポーツ選手か?
”眠れなく”なるほどだから、やはり権力も持っている”政治家”か?
それもかなり有名な(というか国のトップクラスの....)。

シーグラーが”覆面パーティー”に参加していたとなると、映画冒頭のジーグラー主催のパーティーに集まってきたセレブな人間達ともメンバー的にはかなり重なっているんだろう。

ビルと腕組みしていたモデルの二人。
嫁のアリス(キッドマン)と踊っていた美術にも造詣のあるハンガリー人。

う~ん。なんとも深い映画である。

アリスの最後のセリフ
「FUCK」
だが、言葉通りの意味以外に むこうのスラングとして
「くそくらえ!」
みたいな意味もある。
このトラックバック先のブログに書いておられるが、これら秘密結社に対してのキュブーリックからのメッセージでもあるという読みはかなり本質を突いているように感じた。

これ、10年前の公開された時期に見てもここまで意味が分からなかっただろう。
そういう意味では時代に早過ぎた映画だったのかも。

ちなみにニコール・キッドマンがすごく綺麗に撮れている。
それだけでも一見の価値有り。
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